お金と市役所と、支援と社協と。

昨日の勢いをそのままに息巻いて市役所へ出掛けたものの、午後をほとんど使った結構な重労働となりました(当社比)

天気はどんよりとした曇りで昨日の暑さとは違い長袖にもう一枚足そうかと迷う位の気温の中で動き出しました。

本日の成果として、ひとつの公的支援の申請に引っ掛かかる事が出来ました。

 

ひとつだけ、です。

 

他の希望(支援)は事実上、断たれた感じなのでコレが通らなければ、かなり厳しい療養生活となりそうです。カップラーメンで目覚ましい回復が約束されるなら不満もなく、むしろ手軽なので歓迎しちゃうのですが国とか県とか市としてはどの様なお考えなのでしょうかね。

ポンコツは社会復帰するなって事でしょうか。

 

そんな訳で朝は明日の検査の準備で潰れ、昼からの行動となりました。

市役所へ行き世帯の収入や税金・ローン等の支出と家庭内のお金の動きを自分が把握しているだけ伝え、電話口で社協の方とのやりとりを再三(本当に三回)行う窓口の方。昨日から引き続き本当にご苦労さまです。電話の後に社協の方へ行ってくれと言われました。

何をするのかと言えば社協での借入れ、生活福祉資金制度の利用を目的とした前準備です。手術が終わってからの入院生活の出費をその制度で賄えればと思い、相談となりました。場所も市役所から近く、自転車で5分も掛からない距離です。

それと他の支援についても相談です。

現在の自分では就労が困難で金銭に不安がありますし、生活保護の範囲なのか否かの判断をお聞きしたいと思い、それぞれの窓口でお伺いする事となりました。

 

まずは生活保護から(窓口が隣だった)。

なんでも持ち家があっても生活保護は受けられるらしいですね。

母と自分で月10万との御判断を戴きましたが。多分、療養が出来なくなって一家心中するレベルだと思いました。それで生活が送れるのか疑問になったので生活保護下での金銭の内訳みたいなモノを提示してくれと要求しましたが無いと言われました。個人情報だからその生活の一例も出す事は出来ないと言われ、生活保護の方達に質問したくなった程です。生活保護では、このレベルにまで生活を切り詰める必要があるんだよ位のガイドラインがあっても良いと思うのですが。自分がやった切り詰めとしてはガラケーに戻したのと食費を月2万にした位ですから、それでもまだまだ足りないのでしょう。

ちなみに、この時点で15時を回ってました。

 

そんな疑問を胸に次は障害年金の窓口へ。

ここでは担当者が出払ってたので経緯だけ説明し支援の該当になるのか御判断を戴く事に。社協から戻ったら再び伺う事にしました。

 

そして自転車で6分、社協での滞在時間、14分。

収入の時点で取り付く島もなくアウト。

自分の地域で生活福祉資金制度の該当範囲は年200万円以下の方達が対象との事でした。低金利で借りられる良い制度なのですがその目論見も崩れてしまいました。

なんで社協へ行けって言ったんだろう・・・市役所の窓口の人・・・。

こんな状態でも働けるのか、仕事はあるのかと食い下がりましたが担当者が二人共対応中で成果はナシ、見事なまでの無駄足となりました。これはもう療養中はカップラーメンで回復祈願するしかないかなと覚悟。冷凍庫のストックが尽きた、その時が怖いです。

疲れがドッと増した体と足でとぼとぼ市役所へ戻り窓口の方に「電話で判るレベルなのに無駄足とかマジ勘弁」と愚痴をこぼしました。散々電話でやりとりして無駄足と言うのは公の方針なのでしょうか。仕事が仕事を生むブラック企業みたいな仕組みなのかな。

 

そして障害年金の窓口へ。

障害年金の対象となっていた事を聞いて安心しました。また厚生年金にも入ってれば違う障害年金が受けれたそうです。

病気をして始めて分かる公的支援の凄さ。

多分、保険の商品に多数入るよりも厚生年金に入った方がお得だと思います。

診断書や手続きの書類等と説明を丁寧にして戴き実りある時間(10分)を過ごせ明日の手術前検査の時に行う手続きの目処が付きました。そして障害年金の説明でふと出た障害者手帳の存在に疑問を持ちました。

自分の生活支障レベルは障害者手帳の範囲に入るのだろうか、と。

時間も17時近くなってたので急ぎ障害者手帳の窓口へ行き説明を聞いた所、自分は該当外でした。欠損や機能障害な人の為の制度みたいです。同じ障害と銘打ってても性質が異なるのですね、勉強になりました。

 

そんなワケで今日のおさらい。

・がん患者に対する公的な支援は障害年金のひとつだけ。

国民年金を払ってないと申請すら出来ません・・・。

・療養に必要なお金は出ない。

保険に沢山入る、親とかお嫁さんや会社に頼る位しか思い付かないです。

・カップラーメンで回復が出来る体を作る。

社会復帰に際しては事実上、本人の資質・素食に耐える回復力・根性次第となります。

がん患者は早く死ねと言う国からのメッセージでしょうか。

制度がひとつしかないですし。

療養、就労、生活の建て直し。なんとも不安になりますね。

 

それでも手持ちのカードで勝負するしかありませんから泣き言よりも次の問題を解決していかないとなりません。

とりあえず明日の術前検査ですね。

これが済むと次は手術となるので問題や疑問など聞くだけ聞いて入院に備えなくてはならないので、ちょっと失敗が出来ません。

なるべく冷静に処理が出来るように努めたいと思います。